猫にまつわる問題あれこれ

ミルクボランティアってなに?

投稿日:

ミルクボランティアって聞いたことありますか?
行政機関などに収容された子猫(子犬)を一時的に預かって、ミルクやりなどのお世話をするボランティアのことです。

一匹でも多くの乳飲み子に新しい家を

親のいない子猫にとって、世話をしてもらえないというのは、生きていけないということを意味します。離乳前の子猫は、ミルクのみならず排泄だって自分一人ではできないのですから。こういった数時間おきに世話をする必要がある子猫たちは、行政機関に収容されても手が足りずに命を落としてしまうことも。

そこでミルクボランティアと称した方々にお世話をお願いし、チビちゃんたちに里親を見つけようという動きが広がっているのです。

千葉県の取り組み

県動物愛護センターでは、殺処分される猫を減らし新しい飼い主への譲渡をすすめるためミルクボランティアを募集しているそうです。生後3か月ほどまで自宅で育ててもらい、その後センターで引き取って避妊・去勢手術をするなどして新しい飼い主に引き渡すというしくみです。

福岡市の取り組み

2016年度から飼育委託(ミルクボランティア)事業を始めました。応募者は市の動物愛護センターで講習を受けてから飼育を開始します。粉ミルクや動物用のヒーターなども貸与するとのことで、今後は数百人規模にボランティアを増やし殺処分ゼロを目指しているそうです。

越谷市の取り組み

越谷市では、ボランティアさん一人につき一匹だけを預けるのではなく、できるだけ同腹の兄弟姉妹を一緒に過ごさせたいと考えているそうです。そのため3匹~5匹を一緒に預けて、猫同士の社会性も同時に身に付けさせる方向性のようです。これなら猫たちも慣れた匂いの仲間と一緒ですから安心ですね。

この他にも仙台市、横浜市、川崎市、神戸市、熊本市などでも取り組みが始まっています。

熊本市動物愛護センターでは

熊本市は全国に先駆けて猫の殺処分ゼロを実現しています。

ミルクボランティアが大活躍

同センターに年間持ち込まれる猫の数は500~1000匹ほどで、そのほとんどが子猫だそうです。なかでも生まれて間もない子猫は世話が出来ないため、生き残る確率がとても低かったとのこと。それがボラアンティア制度を導入してから、殺処分ゼロに出来たのです!

本も出ています

この取り組みを取材した「赤ちゃんネコのすくいかた 小さな”いのち”を守る、ミルクボランティア」という本が、集英社みらい文庫から出版されています。かわいい子猫たちの写真とともに、動物愛護センターと民間のボランティアさんたちが協力し合って殺処分を減らしていく活動の様子が、順を追って詳細に分かるようになっています。

もし興味のある方は読んでみてくださいね。

ミルクボランティアの様々な効果

この取り組みは、ただ単に殺処分を減らし猫たちの命を救うことにとどまらないといいます。

愛情を受けることの大切さ

不運にも何らかの理由で親と離れ離れになってしまった子猫たちですが、人の愛情をたっぷり受けて育つことでその後の生育が大きく違うといいます。小さな頃にどう育ったかというのは、その猫の性格や行動にも大きく影響するのです。

また、早期にワクチンを接種できたり、病気を発見し対処できるということも、一生を健康に過ごすための大きなメリットです。

中学生の情操教育に役立った

熊本市では、全寮制の中学校でミルクボランティアをしてもらったそうです。小さな猫のミルクの世話をするということが、生徒の情操教育に非常に役に立ったという報告があったそうです。

世話をするからには決められたミルクの時間もありますし、時には自分の都合も後回しにする必要があるため、相手に対する思いやりの気持ちがなければ出来ません。仲間たちと協力し、相談して世話に当たったのでしょうね。

ただ、保護された猫の状態によっては、どれだけ一生懸命に愛情をそそいでも助からないこともあります。残念ではありますがそのような場合にも、命の大切さを考えるとても貴重な機会となることでしょう。

殺処分ゼロに向けての活動に興味のある方は多いと思います。お住まいの地域や近くでミルクボランティアを募集しているようでしたら、参加されてみては?

-猫にまつわる問題あれこれ
-

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

猫を飼う! その前にチェックしとこ。

このところペットブーム、猫ブームですね。 飼ったことはないけど ネコとの暮らしに憧れる!癒されたい! という人も多いのではないでしょうか?

避妊・去勢手術は必要か?

飼い猫の、避妊・去勢手術をするかしないかは ちょっと頭を悩ませるところではないでしょうか。 手術をしないという選択をすると どういうことが起きるのか、 考えてみたいと思います。

長毛猫のコーミング問題

猫はとてもきれい好きです。 犬と違って体がとても柔らかいので 体の隅々まで自分でグルーミングすることが出来ます。

トイレに流せる猫砂 本当に流せる?

さてさて。 今回はトイレの猫砂問題です。 お店に行くと、本当にたくさんの種類が並んでいますね。 皆さんはどんな風に選んでいますか?

猫が脱走した! どうすればいい?

普段は室内で飼っている猫ちゃんが もし脱走してしまったら。 どんなことをすればいいか。 実際の経験からお話ししたいと思います。

検索

2017年4月
« 3月   5月 »
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

writer紹介

運営者について
名前 小池ミカ
住所 川崎市川崎区浜町1-13-15
電話番号 080-4879-0167
メール lvablecat@yahoo.co.jp

かれこれ20年以上に渡って猫と暮らす。
最初の子はチンチラシルバーだったけど、毛の色にゴールドが少し混ざってしまったため売れぬ、という理由で某ショップオーナーに泣き付かれ、やむなく保護。そこで初めて猫との暮らしがスタートする。その子は19歳で大往生。

今いる子は純和猫の箱入りブチ男子と、
なぜか長毛の、茶白もとノラ女子の2名。

*このサイトには、アフィリエイト広告を目的とした記事も掲載しています。